概念と哀愁

notion & emotion

新しい年

あけましておめでとうございます。

 

正直31日まで仕事をし、年越しを布団の中で過ごし、一時間もしないうちに猫と就寝し2日までは食っちゃ寝で堕落の限りを尽くしておりました。

その間テレビもネットニュースも見ていなかったので、3日あたりにやっと地震と飛行機事故のニュースを知りました。

新年早々なんでこんな…と思いました。

被災された方、ニュースで心を痛めた方、それでも生きるための生活がある方…色々な方がいらっしゃると思います。私のブログを見ているという事は、多少なり心に余裕のある方だと思います。皆様に素敵な日々があることを願っています。

そして私自身も実りある一年にして、少しでも世のためになれたら幸せだなと思う限りです。

 

月並みですけれども、私に出来る最大限をするのが私なりの社会貢献だと思っています。

 

 

年は明けてしまいましたが、毎年クリスマスを過ぎた年の瀬に思い出す映画のシーンがあります。

三谷幸喜『THE有頂天ホテル』という作品をご存知でしょうか?

三谷幸喜らしい、どこかダメだけど愛すべき人たちが織り成す群像劇です。

好き嫌いはあると思いますし、私も何度も観ちゃうような映画ではないんですが、ずっと印象に残っているシーンがあります。

篠原涼子演じるコールガールのヨーコが『年が変わればいいことがあるわ』と寒空の下言うシーン。

なぜかこう、年越しにみんながうっすらと期待しているけれど言葉にはしないことだと思うんです。それを真っ直ぐ純粋な言葉にする清清しさがあるんですよね。

コールガールという職業と環境と、彼女のバックが明るいかは疑わしいのになんだかそのあっけらかんと疑いなく年越しに胸躍らせる様が私にはすごく印象的でした。

コメディでありながらキャラ一人一人の抱えている物はどれも先の見えない不安が付きまとうものばかり。

まさに『人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である』を表している映画だと思います。

終盤、戸田恵子さんのスカッとした声で『どこにいたって年は越すもの』(だったかな)と言うセリフがこの物語の悲劇的な視野の狭さを大きなステージの喜劇にさせてくれるのが好きなシーンです。

 

そうだ、悲しくたって楽しくたって年は越える。新年が来る。

だったら期待してもいいじゃないか、素敵なことを。

 

仕事終わりのイルミネーションがまばゆい銀座を歩きながらそんなことを考えました。

 

私の黎明期は今まさにその瞬間だったように思います。

 

 

今年の私は何をするんだろう。何ができるんだろう。

そんな期待と希望でいます。

 

 

とりあえずは引越しを終わらせるのが今月の大きな目標です。

 

皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

そーし