概念と哀愁

notion & emotion

ニーディングユー感想と妄想

唐突に『ニーディングユーを見てくれ』という連絡を受けたある日

 

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過激なライン

連絡じゃないのよ。ほぼ脅迫なのよ。

脅迫っていうかなにこれ???

過激な言葉を使っていますが情緒がどうにかなっているので表現が過激になっているだけでいつものことです。ご心配無く。語彙もないし。

ちなみに勝手にライン載せたので怒られたらさげます。へへ。

 

ニーディングユーとは

映画自体は2000年公開の香港のラブコメディ。

主演はアンディ・ラウとサミー・チュン。アンディ・ラウは聴いたことがあるという人もいるかもしれない。私もあまり詳しくないが、映画を見る上でそこまで重要ではないと思います。2人の演技もナチュラルでとても良い。当時の都会に生きる大人の男女の恋愛模様をわかりやすくそれでいてコミカルに誇張して描いています。

 

ここまでだったら脅してまで観せる理由もないのだが、なにせこの映画

吹替声優が池田秀一さんと林原めぐみさんなのだ。

もう1度言う。

池田秀一さんと林原めぐみさんが主役の2人の声を演じているのだ。

 

おわかりいただけただろうか?

いや、わかっている。そんなのオタクの勝手なあれそれで、ジェネリックで、代用で、アレだって(どれ?)

しかしながら、私が赤井さんにハマった、いまだハマり続けている大きな理由を担っているのが彼の声帯である池田秀一さんに他ならないことと、私の推しカプである秀志の公式からの供給が絶望的に薄いことを考えると『推しの声でイチャイチャが聴ける』というのは合法麻薬に近いものがあるわけです。はい。そうあれは脅しでなく『一緒にシャブしねえか?』という誘いです。推しカプのオーバードーズ。飛ぶぜ???シャブだったら合法じゃねーじゃん。何言ってんだ。大丈夫か?このブログ。

まぁ大丈夫と信じましょう。

なにも悪いことはしてないもの…

ただ推しカプを摂取するだけ…

 

 

そんなわけでニーディングユーを推しカプフィルターをかけて観た感想です。

ちなみにニーディングユーは私が検索した限りでは動画配信サービスでは配信されて無く、レンタルも微妙な感じ。私はアマゾンでDVDを購入しました。新品で手に入れるのは結構難しいかも。

古い作品ではあるので観るとなるとちょっとだけ手間がかかります。そこまでして観る価値が私にはありましたので、もし気になった方は是非。ちなみにきちんと吹替版収録であることを確認してくださいね!

映画自体も面白かったのでおすすめはできますが。

 

それでは以下秀志の妄想も入っているんで注意。

分かりづらい感想と妄想になってしまった…。

 

 

 

 

 

 

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ニーディングユー

これはパッケージパロディ。

アンディ(ちなみにアンディは俳優と役の名前が同じ)もキンキーも見目麗しい2人なのでなかなか絵になります。

アンディは30代の好青年といった感じで、キンキーは20代の地味めなOL。その感じも秀志っぽくてとても良いです。

2人の関係は上司と部下なので、作中めぐさんが「ボス!」というのがとっても可愛い。

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2人プロフィール

秀志で描いてるから分かりづらいけど、こんな感じの2人。

この2人に限ったことでないのだが、登場人物全員まともじゃないのでぶっ飛んでます。

コメディなので余計なんでしょうけど、日本人から見ても分かりやすくそんなに違和感ないです。多分。

周りがぶっ飛んでるせいか2人が殊更優しい人柄なんだと言うことが随所に散りばめられてます。ほんとに2人とも優しいし、特にアンディが優しさと正義感を体現したようなキャラクターで魅力的。それもあってか、ヤキモキすることはあってもイライラすることなく見られるのも楽しめるポイントかなと思います。

私はアンディを初めて見た時「なだぎ武に似てる」って思ったんですが、映画を観ると似てなくもないですけどアンディ・ラウはめちゃくちゃハンサムだなと言うところに落ち着きました。表情の作り方が女タラシで人タラシなんですよ。彼の笑顔に弱い女子は多い。そこに池田さんのあの甘く落ち着いた声とくりゃもう完璧なんですよね。

あとこの映画自体アンディ・ラウ推しなのでちょっとだけメタな演出もあります。元ネタわからなくても察する事ができるかと思います。

 

アンディはバツイチで元奥さんも出て来るんですけど、彼女も良い味出しているんですよね…

作中元奥さんに迫られるシーンがあるんですが、アンディがコンドームと電話を間違えるシーンは必見です。

間違えねぇだろっていう。まぁ見れば分かります。

 

キンキーは結婚願望が人一倍あるのにいつも恋人に浮気されてしまう女の子。

20代半ばという設定ですが、どこか少女性のあるキュートな彼女。普段ローテンション気味なのに大好きなバイクのこととなるとハイテンションになったりとか。めぐさんの声のトーンがコロコロ変わってとりわけかわいいです。

恋人に言って欲しいことを書いたお守りを持っていて、それがこの映画の題名なんですけど。そんな彼が現れるのを待っているけど、3年付き合った彼の浮気を知ってしまって癇癪を起こします。癇癪の表現が「掃除」っていうのが分かりやすくコミカルです。

癇癪のスイッチを知ったアンディが好奇心を持つ様がとってもシュッイチでした。

「彼女、どうなるかな?」とか言って志保の反応楽しみそうだからな…

 

まぁ紆余曲折あって2人の距離が縮まっていくんですけど、アンディが色男キャリア持ち設定なのもあって、なかなか自分の気持ちに気づけないところとか、気づいたら気づいたで大人気ないことばかりすのがなんとも不器用で可愛らしいんです。

途中自分に自信を持てなくなってしまうところとか、それでもなんとかしようとする様にキンキーが「あなたって本当にじれったい!」って言うんですけど、そこが本当…秀志で…

秀志もシュッイチが空回りしたらああなるんだろうなって言うのを見せつけられました。これだよ…欲しかったのは…

元奥さんに向かって「キンキー!」と叫んでしまいアッとなる池田さんの声、マジでさいこうなんで。

 

キンキーに恋愛指南するアンディもよいです。

「女はもっと自尊心を持たなきゃ」とか「優しくしたら男はつけあがるんだ」とか言って「イイ女」とはどう言うものか手解きするシュッイチ見たいし、それで痛い目見ちゃうシュッイチも良い。

 

キンキーが先にアンディへの恋心に気付くんですが、アンディは自分の気持ちもキンキーの気持ちも理解できなくて、その上失恋した(吹っ切れて振ったんだけど)キンキーに男性を紹介しようとします。(元奥さんの差金でもあるけど)

紹介しようとした男性も、絶対キンキーと釣り合わないし自分より明らかに下であろう男で「マジで?!」と突っ込まれるほど。無自覚にキンキー好きで独占欲出してんのシュッイチじゃんね…

好きだと自覚したアンディに食事に誘われ舞い上がっていたキンキーですが、会わせたい男性がいると言われ騙して誘われたことに怒りと悲しみを覚えて「あなたが私に望んでいることはこれなの?!」と声を荒げるシーンは本当にちょっと切ない。

アンディも実の所キンキーに惹かれていたけど、まだ自覚してなかったのでしどろもどろ。

わ…秀志じゃん…となるのでここも必見。志保から好きになって舞い上がってたらシュッイチにその気がない素振りされて泣きたいの堪えて怒る志保、500000000回見たいもんな…

しかし本来紹介するはずの小太りのおっさんではなくそこにいたのは若きIT社長の大富豪。しかもバイクが大好きなキンキーが飛び付くバイクマニア。すぐにキンキーと彼は仲良くなってその日のうちにバイクに乗って遊びに行きます。キンキーはアンディが好きだって自覚していたので半分腹いせの気持ちもありながら。しかしながらそれ以上にバイクの好きのキンキーは彼と急接近するわけです。

お分かりの通りその大富豪ロジャーはキンキーに惚れてしまうんですけど。

 

そんな恋敵の登場でやっとキンキーへの想いに気づくアンディ。

そこからもうヘタレ30代男ポンコツ炸裂です。

若き資産家と仕事の失敗を抱えた自分を比べて自信をなくしちゃったり。

そんなシュッイチ5000000回見たいもんな。

キンキーもやっぱり若くてイケメンで大富豪がいいのか…なんてヤキモキして、彼が表紙の雑誌を会社近くの売店で片っ端から買って捨てたり、落書きしてうさ晴らしたり…

キンキーはロジャーが大富豪なことも知らず、ただのバイク友達として接します。キンキー自分へのベクトルに鈍感で、だいぶ可愛いです。志保もそゆとこある。いや、志保は気付くかな。あれでいて自分が美人な自覚はあるだろうし。

無自覚に嫉妬してヤキモキするアンディがめちゃくちゃシュッイチなのでほんと、最高です。

声まんまシュッイチで聴けるなんてどうにかなりそう。

 

仕事で無実の不正疑惑にかけられたアンディを救うためにロジャーを頼ったら、何故か結婚させられそうになるキンキー。コメディらしい急展開ながらそのことでキンキーから助けを求められてやっとキンキーが自分にはなくてはならない必要な存在だと実感したアンディ。

「マイアミで式をあげるって!豪華客船に乗せられそう!助けて!」というキンキーを追いかけて港にいくアンディ!しかし車が途中で故障しそこにレーシングバイクに乗った謎の男が現れ、アンディを後ろに乗せる。道中彼は昔組織で愛した女を幸せにできなかった過去があると語り、それゆえ愛し合う男女を救っていると言う…

と言うコメディにパロディが加わったおもしろ急展開もあります。

これ見てて私は察しましたが、アンディ・ラウ主演の「逃避行」も観せる気な作りなんですよね…

逃避行全く知らないんですけど、その内容がまんまシュッイチすぎて「は?!?!?!?!?」って言ってしまったけれど。どう言うことだよそれもう。これ池田さんが言うんですよ。マジ…そう言うことだろ??????

これだけで観てよかったよ。はい。

港に着いたはいいけれど船は出港してしまい、キンキーも見つけられず…

アンディはそれでも諦めずキンキーと叫びます。板にペンキで「I NEED YOU」と書いてかざしますがとうとうキンキーと会えず、途方に暮れてしまいます。

この時の必死な池田ボイス…本当にいいので聴いて欲しい…

 

最終的にラブコメディらしくきちんとドタバタハッピーエンドで終わります。

キンキーも失い仕事の無実の責任も負い気力なく会社を辞めようとするアンディにキンキーが入れ違いで戻ってきます。それを追っかけて嬉しそうに「なぜ戻ってきたんだ」と聞くアンディ。本当に嬉しそうに生き生きしてて、ここのアンディすごく好きなんですけど。マジでシュッイチでもあります。

「港で貴方がボードになんて書いていたのか読めなかったから…それが知りたくて」

キンキーは恋人に「君が必要だ」と言われたかったのでそれを言ってくれたアンディのことろに戻ってきたと言うハッピーエンド。

最後の2人の幸せそうな表情がとってもよいです。

ちょっとバババッと思いつく限り書いていたので伝わりきらないと思うのですが、総じて秀志を感じられるのでおすすめです。

何より声が池田秀一さんと林原めぐみさんなのでね!!!!!!!!!!!!

キャラもそこまで崩れることなくすんなり受け入れられると思います。特に池田さん。

凄まじく推しカプの解像度が上がりました。ありがとうございます。

こんな見方して申し訳ないですけど、でも背に腹は変えられんのじゃ!!!!!!!!!

 

しかしながら確かに期待して声優さん目当てで見ましたが、話自体もとても面白くて普段ラブコメ映画を観ない者としては新鮮でもあり楽しかったです。純粋に作品を楽しめましたし、今後のアンディとキンキーがどうなったのだろうと妄想するほどにはよい映画だと思います。

アンディの女ぐせの悪さはどうなったんだろうとか、会社は辞めたのかとか家族とどうなるのかとか…これDVD特典に林原さんのインタビューがあるんですけど、めぐさんも「2人が大変なのはこれから」と言っていてまさにその通りだなと言う感じです。

あえて上記で紹介はしてないですが、ぶっ飛んだ登場人物だらけの中には2人の家族もいて、特にキンキーの両親と妹弟はキンキーの収入でマンションのローンを払わせたり娘の部屋に勝手に入って通帳を探したり金持ちの男と娘を結婚させたい願望があったり…とかなり癖の強い家族。コメディだから「アクが強い」で収まってますが、なかなかの障害だなと思います…。香港の皮肉なのかよくわからないが…

逆にアンディは病弱な母と妹と妹のヤンチャな子供だちと言う構成。よくできた息子(兄)が自慢ではありますが、バツイチで元奥さんも癖が強いこともありお母さんは息子の相手にちょっと敏感。それでもキンキーがよい子だから大切にしろと言ってるのでこっちは大丈夫そう。よかった。

2人が結ばれた後も幸せになってくれるように願うばかりです。

普通にニーディングユーのファンになってんじゃん…

 

いや、でもちょっと感情移入しちゃう映画。

秀志も感じるし余計ですけど。

もし気になった方おりましたら是非ご視聴いただき、私に感想ください。

お願いします。

本当、お願いします。

ね!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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見どころシーン

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パジャマ

お互いパジャマで出てくるシーンがあってそれがものすごく可愛い。

2人ともパジャマにメガネ。

多分お互いに「可愛い」って思ってる。

秀志もそうじゃんね。