QUEENの『Bohemian Rhapsody』を聴いたことはあるだろうか?
映画のタイトルにもなったこの歌はQUEENの代表曲と言ってもいいくらいに有名だ。『ママー』とフレディー・マーキュリーが歌いだすフレーズが特に耳に残る。
「お母さんに何か語りかけているのだろうな」と思った矢先に『just killed a man(今男を殺したよ)』と続く歌詞はなんとも鮮烈だ。
重々しいストーリーが始まり、このまま寂しげな旋律で後悔を歌うのかと思えばそうではない。
曲だけを聴いたことがある人ならこの歌の構成が実に転調的で、なんならジャンルの異なる楽曲を4つほど繋げた様な実に劇場的な歌だとわかるはずだ。
前衛的と言えばいいのか「やりたいことを全部ぶち込んだ」と言えばいいのか。
歌詞の意味がわからなくとも、その曲調の変化に「ただごとではない心情を歌っているのだろう」と察せるあたり『感情』を表す音楽は万国共通なのかもしれない。
私がこの歌にハマッた時、ニコニコ動画の全盛期だった為ありがたいことに流れてくるコメントで歌詞の意味を知った。
どういう経緯でこの Bohemian Rhapsodyを聴くに至ったのかは定かではないのだが、とにかくその歌詞と感情にリンクする曲調に衝撃を受けたのは確かだ。
タイトルは人を殺してしまった主人公が追い詰められ開き直って叫ぶセリフだ。
あんなにシリアスだったのに、急にウィットに富んだ表現が飛び出てくることに私は思わず笑ってしまうし、何回聴いても手を叩いて喜んでしまう。歌詞の内容から考えれば不謹慎なのかもしれないが、ギターの盛り上がりとフレディーの力強い歌声でボルテージが最高潮になる。
激しくギターを鳴らしてロック調に変わるこのパートは『スーパー逆ギレタイム』と名づけられている。本当にその名のとおり、気弱に後悔していた主人公がプッツンとキレている様をよく表している。
海外のニキネキたちの反応を見てもこのパートでヘッドバンキングしているので一番盛り上がるパートであることは確かだ。
『So you think you can love me and leave me to die(僕を愛した後に死ぬまで見捨てるつもりだな!)』
【歌詞和訳】Queen「Bohemian Rhapsody」正しい解釈はコレ!!
歌詞の和訳参照
※正しいかは私にはわかりませんが訳し方が好きです
どうしたらそんなフレーズが出てくるのだろう。
おおよそ日本ではまずしない言い回しだ。
ジョジョにならありそうな言い回しなのが奇妙で愉快だ。
どうしたら自分は生きていけるだろう
どうしたらこの罪を背負って
どうしたら許されて
どうしたら愛されて
どうしたら逃げられるんだ
そんな切羽詰った主人公が被害妄想的に爆発してこの言葉を叫ぶ。
彼は自分の罪とは向き合わなければいけないと思っているけれど、きっと今まで味方でいた人たちは理解してくれないだろうつらさをぶつけている。
仕方ないと言えば仕方ない。
でも彼は失わなければならない事情と覚悟があったのかもしれない。
人を殺すことに正当な何かはないという前提ではあるけれど。
最終的に音楽は静かなピアノに戻り『それでも風は吹くのさ…』と締められている。
なんだか映画を1本観たような気分になる。
これから彼はどう生きていくんだろう。この歌の終わりをどう解釈するかもきっと人それぞれだ。
人生はどう選択したとしても他人によって決められないと私は思っている。
自分で選択し、過程を歩み、結果を得る。
選択を迫られる時に他人の介入が大きいときはあるかもしれないが、結果は必ず自分に残る。
良くも悪くもあげられないし奪えない。
他人は勝手に愛して、勝手に見捨てる。
家族であろうと友達であろうと恋人であろうと。
何が言いたいかと言うと
うるせ~~~!!!!!!
知らね~~~~!!!!
FINAL FANT
ASY
ってことです。(???)
(そうかな?そうかも…)
勝手に愛されてるなら勝手に愛していいし、勝手に見放されるなら勝手に見放したっていい。
でもそれは自分の選択で自分の結果だ。
愛し続けるのも愛され続けるのも自由!
見放されるのも見放すのも自由!
どちらにも選択肢があるから、何がいいとかわるいとかはないけれどどう生きたって『ただ愛してほしかった』という傲慢で臆病な皮肉がこの歌にはあるのかもしれない。
でも『ただ愛してほしい』という傲慢で臆病な希望は、ともすれば純粋でシンプルな答えなのだと私は思う。
もっとうまくまとめられるようになりたいもんだ。
練習。とりあえず書いて(描いて)出す。
今日もありがとうございます。